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僕の返信(+ 平塚らいてうをたたき台にした ”ルソー思想の陥穽”の説明)

まとめというか、なんというか・・・
>今、女性は月である。他に依つて生き、他の光によつて輝く、病人のやうな蒼白い顔の月である。」

だーかーらー。こういう風に思うことが、キリスト的な、そして(それを逆さにしただけの)ルソー的メシア思想のキモなんだよ。気がつかないの?おかしいと思わないの?どうしてそれが証明されるんですか?だいたい平塚さんは昔の女性を見てきたんですか?

ルソーなんてきいたことなくても、”ルソー的な手法”にはまっている、あるいはルソーから派生した思想の影響を受けているってことですよ。あなたは

みんな、コレにだまされちゃうんですよ!イエスもルソーもムハンマドもプロだから人心のツボを押さえるのが無茶苦茶上手いんですよ!よく知っておいてください。

<基本戦略> これらが土台となる

●・・・昔の自分は極楽状態 A
 本当は存在もしなかった、黄金時代の、本来ののびのびとしていた”自分”を思い描く
 もちろン虚構、昔の人類なんて見えないので証明しようがないので論破しようがない

●・・・今の自分は地獄  B 
で、反対に、今の自分はは鎖につながれた牢獄の中にいると思わせる。
もちろん虚構。過去に比べ英知が蓄積され今の生活はそれほど悪くは無いが、比較材料自体が”見たたことも無い昔”という虚構なので誰もウソだときづかない。

●・・AとBの落差を認識させる A−B
AとBの落差に憤慨し、のたうちまわらせる
不健康なフラストレーションが溜め込んでしまう。
沸騰釜のようになって、それが爆発したときものすごい
行動エネルギーが湧き出すようにお膳立て

●爆発をそそのかす(アジる)
さあ、今、その、お前を縛っているくさりを開放するのだ!
何千年もしばってきただけあって、少々の力じゃこわれないぞ!
などととアジる

●・・爆発させる(革命・救済)
なおさら力をこめ、沸騰釜にたまった圧力が大爆発!(革命)
ものすごいエネルギーが放出=これを、組織運営や戦争に利用される。
例>>http://www.cablenet.ne.jp/~z-robo/isu2-2.html

<結果>
この土台自体が間違っているので根本的に誤ってるんだが、土台自体が持ちこたえている間は全然矛盾が見つからないのでとことんまで論理世界が進化してしまう。矛盾が見つかったり、実世界の社会的実験が大失敗したりして破綻するのは数百年後。本人はとっくに墓の下。

<メリット>もちろんメリットもある

●道徳の徹底、国家発展
=たとえば、誰も見ていないところで人を車ではねたら、黙って埋めればだれもわからないが、見えない神を信じていれば加害者が自白する確率は高い、=結果社会全体に不正がすくなくなる、足の引っ張り愛が無くなり原始的資本の集積がすすむ

●無知なものにはかえって効果がある
=囚人、子供とかは純粋だから、”神様はよわいもの虐めは嫌ってるんだよ”。とおしえれば、神を信じているのですなおに悪さをやめる。=粗暴な者、重犯罪者の逆洗脳、矯正にも有効。

<教祖のメンタリティ>(これは、平塚らいてうはあてはまっていないようだ)
●どちらかというと破滅的な性格で瞬発力タイプ、
●こつこつと物事を構築するのはキライだから保守思想は大嫌い。
●若いころは余り豊かな生活が出来ず、かといって職人的な純粋な生産活動にも興味が無い。
●街角で人の興味を引くアジテーションをぶちかまし、今なら5時台のワイドショウやフライデーのネタになるような話題の人になり、大道芸人的な立場を得て生計をえる。
●”檀家”は手持ち無沙汰の貧民ばかりで、次第に飽き足りなくなる。
●だから、もっとちゃんとした人たちに受けるものがほしくなる、
●で、”でっかい花火”をうちあげたくなって、知的層もたえうる、ものすごく精密な仮想ワールドを一夜にして構築しちゃう
●なんだかスゴイ人、でも間違ってるんだが・・。


2007/02/25(日) 01:34:13 | URL | もんも #mQop/nM. [ 編集]
つづきよん
<土台2>無謬のものを造る
意味不明(=中身は全く無い)、だが誤りだという追求も不可能である存在をつくり、中心に据える
儒教=仁 ルソー=一般意思 ユダヤ、キリスト、イスラム=神

●その無謬の代弁者として振舞う
儒教=天子、君子 ユダヤ、キリスト、イスラム預言者
着ている論理武装の衣が重要。中身はそこらへんのおっさんでもかまわない。

                                                                                        • -

俺は一般意志が分かっている
→だから俺は一般意志を体現・代弁することができる。
→また、人民は一般意志に従わねばならないから
→人民は俺に従わねばならない。
→人民は俺らを支持した(と妄想)
→なのに、それに反対するような行動をとっている
→やつらは死をもって罰せられなければならない。

http://nycc.hp.infoseek.co.jp/kougi/hoshu-1.htm
(ヴォータン先生の保守主義講義)より

                                                                                        • -

まえに言ったA−Bってのは、要は”昔は良かった、今はだめ!だけど昔のことなんてしらない!”という庶民がよくつかう詭弁を大げさにしたものってだけです。イエスだって昔のダビデ、ソロモン期のイスラエルなんて伝聞オンリーで見たことなかったわけですから。


だいたい、100年前の人は50年前に見つかったノウハウはしらないわけで、生活に利用できるわけもなくて、50年前の人は今に発見された技術を利用できない。昔より今のほうがいいのはあたリ前ですがな。

<ジョンがレボリューションを出した20台後半という時期の特殊性>
ジョン=レノンも歌詞にしているとおり、おそくとも26、7年いきてみればだいたいこのへんの感覚がわかるのだろう。僕もそうだった。20後半は、CD関係とか、電化製品とか、昔なかったハイテクなものが出てきて、技術革新の利便性を感じ始めるときだ。子供のころは蓄積が無かったので世の中がだんだん良くなっているという実例を感じにくいのだろう。

また、マルクス思想を脱する時期に一致している。政治や自然科学も深く理解し、幼少のころ抱いていた、政府はこういう政治政策や環境保護政策をすりゃいいのに!あるいはゲーム時に、日本軍はこういう戦略をすりゃよかったのに!ドイツ軍は●●すべきだった!などの、どうしてこういう風にやらないんだろうっ!!的な、自分なりの”革新案”が、到底実現不可能な机上の空論だったと理解し、捨て始める。漸進思想を受け入れ、ノウハウの蓄積、治安の安定に感謝し、国家や先祖や先人に尊敬の年を抱く(=保守化)
漸進思想、保守思想についてはhttp://nycc.hp.infoseek.co.jp/kougi/hoshu-1.htm がくわしいよ


↑から至言を引用しますね。

「英国は国家を聖別して、適切な注意なしには国家の欠点や腐敗を覗かないようにしてきました。国家の改革をその転覆から始めることなど夢にも考えたことはことはありません。もしも国家の為した誤りに近付くときは、父親の傷口に近付くかのように、敬虔な畏怖と慄える憂いをもってしたのです。

 このような英国の賢明な偏見のおかげで、フランスの子ども達が老いた父親の肉体を瞬時に切り刻んで魔法使いの薬缶に投げ込み、毒草と野蛮人の呪文を持って父親の肉体を再生し命を若返らせると信じているフランスの革命を英国は恐怖をもって見ています。」


「私は変更を全く排除しようと思わないが、しかしたとえ私が変更したときでさえ、それは保存のためであった。・・・・・・私がなしたことにおいて、私は祖先の先例に従ったであろう。私は建物の様式にできるだけ近く修理したいと思った。思慮深い注意、慎重な配慮、体質的というよりも寧ろ道徳的な小心さが、我々の祖先達の最も断固たる行動の、指導原理のうちに含まれていた。・・・・・・もしも我々が彼らの遺産を保持することを望むならば、彼らの注意深さを真似しよう、我々は、望むなら追加をしよう、しかし彼らが残した物を維持しよう」

「古い体制の有用な部分が保存され、新しく付加された部分が既存の部分へ適合される時にこそ、強靭な精神力、着実で忍耐強い注意力、比較し結合する多面的な能力、そして便法をも豊かに考え出す知性の秘策が発動さるべきである。それは二つの対抗し合う悪徳の結合した力、つまり一切の改革を拒否する頑迷さと、他方で現存する一切のものへの嫌悪や倦怠を感ずる軽薄さとの、不断の抗争に傾注さるべきである。」

なんか、これが保守のすべてってきがするな。所詮、話し合ってる土台がちがうんですよ。



2007/02/25(日) 02:10:19 | URL | もんも #mQop/nM. [ 編集]
まとめくん
<まとめ>
教祖は”鎖を解き放て!”ってアジるが、その鎖も本当は存在しなくて、解き放ったあとの”黄金の自分”もまた存在してなかった。あたりまえだが、自分を解き放ったあとも日々の生活は今までといっさいかわらず、あるいはかえって悪化してたりする。で、またもやフラストレーションを溜め込むと。

いままでのフラストレーションは、かえって他のフラストレーションを吸収してくれたが、今度はそういうことが一切ないのでなおさら不健康というわけです。おわかりでしょうか?
2007/02/25(日) 02:20:42 | URL | もんも #mQop/nM. [ 編集]
まとめくん
で、実際の女性はこういうわけですよ。

<原始時代の女性は、実はこうだった・・・>
●肉以外はドングリしかないので人口は増えず社会に余裕はまったくない。
●胃で消化するには事前に臼などでのすりつぶしのエネルギーがかかり、
 運動のさいの消費カロリーを考えるとかえって赤字だったりする。
(あんまり効率よくない)
●定住してないから行動半径は広いが、女性一人でぶらぶらしていると
わるいやつらにえっちなことをされてしまうので自由は無い。
●よって、男に常にまもってもらわないといけないので、
 めんどくさい奴!ということであまり強い立場ではない。
●肉の獲得(狩猟)は男性の独壇場で女性の出る場はあまり無い。
(ライオンとちがうところ、)=女性の地位はあまり上がらない。
●乳幼児がたくさん死ぬので多産しなければ人口が維持できない
=若いうちから産みはじめないと多産ができないのでロリコン容認。
=初産ロリの頃にはたいした判断能力もないので
 だんな選びに主導権があるわけもなく
 子育てしてる間は知的ノウハウは蓄積されないので
●男のようにリーダーにもなれず、やっぱり地位は低い。

●筋肉がいらない、職人仕事や食料の加工を行うが、
 男性老人や怪我者もこの市場に参入しているので安泰ではない。
どうです、どこが太陽だったんでしょうかねぇ・・
女性ってのはこういことかんがえるの苦手なんすよ。

らいてうさんほどの賢者なら、知ってたんじゃないかな・・・
支持母体の女性が、ここまで考えが回らないことも、
そして天国でもなく、本当はこんな境遇であったことも・・

全部想定してアジっていたのなら、彼女も
ルソーの亜種にほかならないんですが・・・
2007/02/25(日) 02:44:50 | URL | もんも #mQop/nM. [ 編集]


<農耕をはじめると、こうなる>
●いろんな穀物をつくって栄養バランスがとれ健康に、
 生産量があがり人口は増え余裕が出来る。
●畑の穀物や野菜は野草より消化がよく、手間かけずに加工できる。
●村が出来、農耕以外に、開拓や建造物構築、軍隊設立などが可能。
 村では女性を一括して防衛可能。垣根の中に侵入されない限り
 ならずものにえっちなことをされない。
●女性は囲いの中だけであるが、ある程度自由をもてる
 大国、強国の女性だったらある程度遠出ができる。
●女性の防衛コストが下がり、結構使える奴になる。
●農耕は狩猟ほどハードではないので女性も大いに活躍できる
●でも、農耕馬はおお暴れするのでその操作以外のこまごまとした
 作業を手伝う。でも狩猟時代にくらべたら社会進出はかなりすすむ
●栄養事情が改善されたので乳児死亡率は減る
●炉利婚がなくなりある程度分別ついてから嫁ぐことが可能
 だんな選びに多少駆け引きが使えるので立場はあがる。
●相変わらず衣食住の職人仕事をやるが、
 農耕であまった男は田畑開墾や軍人に転用されるので
 家内工場は女の独壇場(失業の心配なし)
●育児中でも農作業は可能で、スキル断絶がない
 農耕ノウハウは蓄積されつづけるからリーダーにもなれる(卑弥呼

無茶苦茶すすんでますね、
基本的にこのような漸進状態が今の今までずーーーとつづくわけです。
ポルポト毛沢東のようなバカが現れ無い限りね)

どうです?どこが月なんですか?だんだん太陽になってません?