新コーナー シートン俗物記 に突っ込み

natamaru1232007-04-20





http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20070418/1176886604#c

natamaru123 『
二軍投手どうしが立場が同じだからといって団結して、松坂大輔のかわりに我々を一イニングずつ一軍で投げさせて、松坂の払う賃金を9等分した分をくれ!といわれたら、”こいつバカか?そんなことしたら球場にくる客自体がへって自分の懐にはいってくる給料だてなくなっちまうってことがわかんないのか?”と返答することと思います。弁護士試験に毎年落選してる者たち、画期的なヒット商品を開発しそびれて中小企業に甘んじている企業主が、カリスマ弁護士やニンテンドーにむかって共闘したとして、世間は彼らをどう見るでしょうか?


また、人間は己のもっとも特になる行動をとるはずならば、茨城県人が栃木県の人の全財産を奪って自分のものにできるという法律ができるはずです。そうしたほうが茨城県人は絶対に得ですから。同様に栃木県人も全茨城県人を奴隷とする条例を制定したほうが得ですからそうあんるでしょう。人が、おのれの特になる行動を皆がしあえばみんなが得になるならば、茨城県と栃木県で相互に奴隷化する条例案が制定され、相互で殺戮がおこり両地域が荒廃しなくてはならないはずですが、現実はそうなってはいません。これは、どう説明しますか?


同様に、貧民が、豊かな人を処刑して財産を己のものにする法律があったとしたら自分が得になるはずですから、彼らがそういう政党を支持していなければ、連中は自分のとくになることもみきわめられないバカだということになるのでしょうか?。』 (2007/04/18 19:03)


自分の特になる政治行動をしていないからといって、彼らがバカだということにはならないのではないでしょうか?二軍選手が松坂大輔を打倒して己の登板機会を獲得すれば当人たちは得するでしょうが、野球システムは崩壊し結局は当人の首をしめます。だから二軍投手たちは松坂を打倒せず自己研削にはげみます。同様に、弁護士試験に落選したものは、現状の待遇改善の向上や現役弁護士の足の引っ張りをせず、自分が”現役弁護士になれる”よう励みます。同様に、いまいちヒット商品ができない中小工場経営者も、中小企業の待遇アップの働きかけよりも、一発売れ線商品をうみだしておのれが大企業に成長することを夢見ます。


労働者もおなじではないでしょうか?おのれを消費者が要求する人材にレベルアップさすということは、同レベルのライバル労働者の雇用チャンスを跳ね除けることと同様ですから、当然低層労働者同士の団結を損ないます。


二軍投手のおのおのが一軍登板をそれぞれ狙っていれば、彼らどうしは仲が悪く、一軍投手への怨嗟で団結するわけがありません。


投球術や労働スキルなど、客や消費者や雇用者が求めるレベルをキープさすためには、その人材プールが団結することとバッティングします。ですが、団結を促進して一軍投手や成功企業への対抗心を植え付け共闘させたとしたら絶対に人材レベルはダウンします。


これは連中がラットレースにうつつを抜かす体制に操られやすいバカなのではなく、ごく正常な行為なのではないでしょうか?』 (2007/04/18 19:14)


接客や金属加工など、労働者としてのレベルに誇りをもっている”職人気質のフリーター”ならば、団結力によって勝ち得た”分割された一部のシェア”をもらうよりも、”消費者の要求に完全にこたえた技量をみにつけないと到達しえない、一部のものしかありつけない激戦の職への挑戦”を選択するのではないでしょうか?


後者のほうが消費者の満足度は高く、職人としての矜持をもつことは可能です。そのかわりライバル同業者どうしの団結は無く、はたからみれば”客を満足させるために互いの団結を損なっている頭のわるいやつら”・・と見えてしまいますが・・・』 (2007/04/18 19:22)


商品レベルにアップによる消費者の満足の高さと、労働者同士の団結の強さによるなあなあ度というのは完全に反比例するということです。


労働者が団結することをみとめるならば、消費者が高いレベルの商品やサービスを受ける権利だって放棄しなければならない・・ということです。』 (2007/04/18 19:24)


投手同士で仲がよく、登板機会を分配しあってなあなあで投げてるような球団は、松坂大輔を輩出なんてしやしないということです。そんな球団があったとして、人気は低迷してるでしょうから、給料自体もそれほどもらえてないでしょう。これが判っているから二軍投手は団結して登板チャンスをシェアして松坂に対抗するなんてバカな真似はやらないのです。』 (2007/04/18 19:28)


ナチスミュンヘン一揆を起こして投獄されるまでは、貧乏人の政党だったんです。ついでに、政権を取るまでは共産党ナチスは半々くらいの支持を受けていました。つまり、労働者でナチスシンパも結構いたんです。>


atamaru123 『

ナチスの件ですが、失業者は給料アップよりも給料をもらえる立場そのものの獲得を優先する生き物で、一種の”立場革新主義者”であり、ストよりもスト破りに魅力を感じ、また、雇用を奪うライバルを嫌うので排外主義に走りやすく、ナチ的な右翼になびきやすいということではないでしょうか、それで、左翼からはルンペンプロレタリアートとさげすまれる




逆に既存労働者は仕事のゲットよりも現状の立場をアップさすことやキープさすことを望むので”立場保守主義者”であり労働組合のお守りである左翼にシンパシーを感じやすい、会社がもうけを出したとしたら、それを新規雇用につぎこむ(失業者=右翼が特になる)よりも己の待遇改善(既存左翼が得する)に使わせたがる・・ということでしょう。


ただし前者と後者は、港湾荷役やトラック運転手の元締めから発祥した会津小鉄やホッファが右か左か判別できないことでもわかるように、完全には分断されておらず、ある程度”お守り””元締め””顔役”などという呼称で、同じ組織として機能しているようです。ですから、ナチスと左翼政党も基本的には同根です。同根だからこそお互いの存在は自分の立場をおびやかすものであり、はげしく排斥したのだと思います。逆に自由経済圏は左翼労働組織もナチ的排外組織も両方とも内包してるのが普通で、逆に、片方だけではだめで、たとえ少数でも、どっちも内包していないとかえってうまくいかないことが多いようです。』 (2007/04/18 19:52)