三人目


Q 俺って、本当は莫大な利益をかせいでるのに、あまり上につよいこといわず、控えめな給料に甘んじているから立派では?


A 社会人は昔話の登場人物や修行者ではありません。立派な社会人が低賃金で困窮してるわけがありません。


Q 俺は給料アップをしつこくせがまないから、資本家は自分の懐に余計にかね入ってくるから助かってるだろうな、おれに感謝しろ!


A )しつこいですな。せがまないのではなく、”せがめない”のです。昇給を求めたりもっといい仕事に移行しないのは、やりたくてもそれができないからです。やったら拒否されるでしょう。

それがわかっているので、”ホンとは稼げてるのに安月給”という”ひかえめな俺様”というありもしない存在に酔いしれているのです。

あなたの安月給は、あなたの真の評価です、下駄をはかせてもいませんし、ほんとはもっと高いわけでもありません。

貴重で有能な人材なら、昇給交渉のテーブルに昇ることができ、会社は大幅に譲歩をせまられる可能性があるでしょう。ですが、昇給交渉の場さえつけない無能なあなたが、低賃金に甘んじてることによって会社になんらかのメリットをもたらしているというのは幻想です。まえにいったバーチャルタップンとはそういうことです。

資本家の役に立ちたかったら、給料アップの圧力が通るほどに付加価値ある人になりなさい。


撃沈!。。四人目へ

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