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博士>
もっかいいうよ。
利巧ならいい職つけてるよね?金稼げてるよね
バカ>
うん・・・だけど利巧にうまれついても
うまれた場所が悪いから機会に恵まれなくて
金持ちになれないってのもあると思うよ。
博士>
どうして?
バカ>
いい職場からとおすぎて給料より交通費がオーバーしてしまう場所とかは
いくら頭が良くてもいいポジションにつくことさえ拒否される。
あたまいいオトナだって田舎住まいしてて、東京しか
一流企業がなければ毎日そこに通ったら新幹線代で破産してしまう。
ツンドラに住むイヌイット青年Aにたとえ医師適性があっても
交通費考えたらウラジオ医学部いくの無理でしょ?
博士>
何で彼らはソニーや医学部にかよえるとこまで出てこない?
車椅子のってんか?違うだろ?足あんだろ?
バカ>
生まれる前から親がそこにすんでるから
そこから抜け出すのはしんどい
都会の金持ちが、そこに居続けることに注ぐ努力の
何十倍もの努力を田舎脱出にそそがないと
都会人と同じ場にすら立てないのだ。
これは実質的な障壁ではないのか?
博士>
たとえそこで生まれたとしても
都会に金になる仕事がたくさんあるんだったら
さっさと都会にいけばいいだろが?
バカ>
都会に行くだけで電車賃だの敷金だのと割高になって
最初から都会に生まれた子に太刀打ちできない。
博士>
じゃあ、それが正しいとしてだよ・・
どうして親は、そんな不便なとこにすんでたの?
ツンドラ地帯が、職場の確保や子弟の教育に
不利だってことは住んでる親も十分承知だよね。
バカ>
うーーん。
ウラジオストクに上京してもろくに職が無かったから
落ちぶれて帰ってきた。
博士>じゃあバカ親だよね?まえにもいったけど
浮世で稼げないやつって利巧じゃないよね?
医師適性ある子供の親って利巧じゃなきゃいけないんだよね?
若者だって、親と違うところに住めるよね?
職場に近いとこに下宿できるよね?
今は持ち合わせなくても働けば敷金払えるよね?
給料たかかったら家賃が高くてもはらえるよね?
バカ>
バイトだから給料やすい
博士>
どうして安い仕事しかできないの
バカ>
つり銭間違えたりぼーーとしたりして
しょっちゅう首になったりするからだ
博士>
それってバカってことだよね?
彼は、教育うけさすべき、ものすごくものおぼえのいい
利巧だって前提のはずでしょ?おかしいじゃない。
利巧だったら給料高いバイトに移ったり、
チーフに抜擢されて昇給できたりするよね?
それで家賃はらえばいいんじゃないの?
バカ>
勉強でつかれてるんだ。仕事してもあまりうまくできないんだよ。
都心の子は家から通えば家賃なんてただなんだよ。不公平だよ。
博士>
奨学金はどう?
バカ>
通らなかった
博士>
なんで?
バカ>
いかにもバカそうにみえたから
博士>
バカそうに見えるってのは
日ごろの彼の行いや発言から、まわりが
彼をバカだと判断したということで
バカってこととほとんど同義だよね?
バカ>
それは違う。バカではないのだが
バカみに見られてしまうという場合もある。
たとえば、マイノリティーはバカだという
ヘンケンをうけていたので調査官に意地悪されたりとか
博士>
ひとのせいにすんなバカ!!!!
っていうか、そういうふうにいつもいつもひとのせいにしてっから
世間はいまだに”自称マイノリティーのヒサベツ者”
の言うことを認めてないんだよ!!