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(僕=もんも、id:natamaru123)の総論・反論

なぜ社長が威張っているのか・・

>正直「コイツマジか!?」と驚愕しましたけど、

まじですがな。

>どうやらあんたは本気で「社会的ステータスがある(と看做される)=偉い=威張る権利がある」と思われてるようで。
>ていうか、社長は別に威張り散らさなくても「社長」という社会的ステータスは揺らがないしキャリアも勿論同様ですけど

あのねぇ・・・・・。どうかんがえても社長は平社員よりエバッテルでしょうが!どうして威張ることを許されてるのですか?平社員を含む周りが許してるからですよ。どうして?そのほうが周りが得だからですよ。どうして得?社長は、平社員が出来ないことをやってくれるからですよ。発注を引っ張ってこられて、なるべく低金利で融資をうけられる所と話つけて、会社を支えるというのは平社員が代わりにやれって言ってもできないでしょ?

平社員の心理は”俺は虐げられているぅ!”でもなく、おまえは威張るな!”でもなく、こうです。
”こいつは人の上に立っていばりたいという潜在的欲求がある、だから、こいつをおだてて俺たちはハイハイいっておけば、こいつは得意になって、俺のやろうとしても出来ないことおのずとやってくれて、こいつも俺も助かる。”
俺はこいつの営業力だの金の匂いをかぎ分ける力だの、俺の持っていない能力を利用して俺自身や妻子を食わしていくことが出来る。

社長は社長で、”こいつがいるから、労働力という、自分の仕事の範囲なのだがわざわざやりたくないことを他人に委譲させることがでる。

で、またもやヒラは、”それで雇用が出来て俺も助かる”。

で、また社長は社長で、”雑務にわずらわされず、営業活動や融資依頼に専念でき、己の営業力などの能力を維持でき、それを傘に社員や飲み屋のねえちゃん相手に威張りつづけるという自己満足を続けることができる。”と。

で、両方が思う、”おれもおこぼれにあずかっておまんま食える。こいつも満足できる。お互いさまさまやなー。”

社長だって社員に言いたいことは山ほどあるでしょう。さいごのきり札は、”じゃあ、自分でやってみろ!会社たちあげて融資してくれたり造ったものを買ってくれたり安く仕入れが出来る得意先をより分けて、社名信頼つけておまえらみたいな大勢の社員を食わしていくほど売上稼いでみろ!”でしょう。平社員はそれができません、っていうか出来てたらここでヒラなんてやってません。大方の社長はこういう風にいいたいでしょうが、人間関係を損なうのでぐっとこらえます。オトナですね。そうじゃないと社長なんてやっていけません。

ヒラだって社長にいいたいことは山ほどあるでしょうか、大体は黙っています。妻子が困ってしまうからです。オトナですねぇ。そうじゃないと社員なんてやっていけません。

社長はヒラのやることはできるが、ヒラは社長のできることを能力的にできず、たしかに”社長>>ヒラ”なのですが、100%の上下関係ではなく、ある程度相互利用がはいっているわけです。社長は、ヒラのやることはやれば出来るでしょうが、忙しすぎて体がパンクしてしまいますから事実上できないということです。

っていうか、やっちゃたらヒラが手持ち無沙汰になって首になってしまいますからヒラだって困るでしょう。

これが穏健的な保守の考え方です。こういった考え方に反吐が出そうになるのでしたら頭がまだオトナになっていないという証拠です。早く脱皮してください。



(参考)

漫画の「あしたのジョー」に興味深いシーンがある。しつこく拳闘を勧める丹下段平に対して、矢吹丈は「俺を猿回しの猿に使って一儲けしようとしてるんだろう。」という主旨の指摘をする。これに対して丹下段平は「その通りよ。」と素直に答える。(こういった奇麗事に終始しない徹底したリアリティが梶原作品の魅力の一つだ。その後丹下は拳闘への真摯な情熱を語る。)

プロスポーツ選手とは、要するに悪く言えば猿回しの猿だろう。プロ野球選手は球団という猿回しの猿であり、大相撲の力士は相撲協会という猿回しの猿だ。以下の条件を満たす場合は他人をなんら猿回しの猿に使ってよい。

* 猿となる者が猿となることを認識し了承する判断力のある大人であること
* プロフェッショナルとして十分な金銭的な見返りがあること
(ヒラ社員ももちろんプロフェッショナルです。猿回しになっておおいに結構)


http://www9.big.or.jp/~cumy/sayoku/si_4_3.shtml

*「利用した」と表現することでいかにもワルイコトであるかのような気分に浸る愚鈍さ

 そもそも人は人を利用して良い。読者諸氏の多くは、おそらくは学生もしくは雇われ人などであろう
。諸氏は、なぜその学校や職場に向かっているのか。それは諸氏がそういった場所に利用価値を見出しているからだ。諸氏に給与をもたらしうるという利用価値。諸氏に社会との関わりをもたらしうるという利用価値。諸氏に卒業証をもたらしうるという利用価値。諸氏に学業をなさせるという利用価値。などだ。
 経営者であっても同様だ。なぜ取引先と関係を持つのか。利益がもたらさせるから、すなわち利用価値があるからだ。読者諸氏は、あたかも蟻のように職場や学校が発する甘い蜜の臭いをくんくん嗅ぎ分け群れ集まっている。骨の髄まで利用してやろうとよだれを垂らしつつ。 そしてなんら利用して良い。

更に言うなら、我々は他人から利用価値があると思われる人間を目指すべきだ。人に役立つと言いかえてもいい。他人から「あいつはいい仕事をするので取引すると得をする」、「あいつの商品やサービスは優れているので取引をすると得をする」、「あいつの経営している会社は給料が高く安定しているので就職すれば得をする。」などと思われる人間を目指すべきだ。

道楽や遊びの付き合いでも同様だ。不愉快なヤツが相手では道楽を楽しめない。不愉快でない人柄を育むべきだ。近所付き合いでも同様だ。利用しあう、すなわち助けあうことも時に必要だ。利用価値のある人間のところには頼まなくとも人は寄ってくる。他人との有意義な関わりを求めるのであるのなら、自らの利用価値を高めるべきだ。

人や会社や国は、人や会社や国を利用していっこうにかまわないのだ。そして人も会社も国も、みずからの利用価値を高めるべきなのだ。 http://www9.big.or.jp/~cumy/sayoku/nini_15.shtml


2007/02/26(月) 15:39:30 |
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もんも #mQop/nM.
[ 編集]
おごり心理
>それは結局、日本の男尊女卑的風潮を女性が自明のものとして受け入れてしまった証拠だと思うので(いくら金持ってても「男は女におごるべき!」な発想を持ち続ける、とかね)、

おききしますが、それで女性は苦しみましたか?負担を受けましたか?ひきかえに、己は金を払わなくていいという楽を手に入れてますよね?女性が、己で稼いで娯楽費を捻出するよりオトコに肩代わりしてもらったほうが楽だし手間かからないし・・ってことでしょ?受け入れるも何も、たかってるだけじゃないですか!オトコだって女性が断ればおごりませんよ?だけど、大方の女性はことわってませんよね?

”あたしをわざとあまやかしてかわいがるという行為でたのしんで自己満足の道具にしているぅ!えさ自分でとれないようにして出ていけないようにソクバクしてるペットと同じようにしか思ってない!”なんて怒っていたら”はぁ?バカか?嫌なら自分でその足かせはずして出て行けばいいじゃないか!いくらでもはずせるだろうに・・”っいうふうにしかリアクションできませんがな・・・

別に”おごることによって女の人の喜ぶ顔をみるのは楽しいので、社会よ、おれに女におごる金を余裕で稼げるほどに収入が高いポジションを独占させよ!逆に、女にはそんなポジションあたえるな”そうしないと女が食事代を自分で払っちまうので俺の唯一の楽しみが無くなってしまう!”なんておもってるわけじゃないですからオトコは。(おもってんのかなぁ?)

でも、そうおもって一生懸命自分の身立身出世させて、女の人たち喜ばそうとしてるなら、で、それで余計に苦労したり高給の職場を創出しようとしているのなら、それはそれでてめえの都合なわけで、べつに干渉するひつようはないし、”ほな勝手にしろ”っていうことでしょう。そうしたくない奴はそうすればいいし・・・でも、そのために高給の職場を独占したい!っておもうなら迷惑ですが、いまのところ、彼らの上昇志向はだれをも不幸にはしていませんから別にいいんじゃないでしょうか?
2007/02/26(月) 15:57:30 |
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もんも #mQop/nM.