壁で区切られている空間とは

人工的なものが、そうでないものを圧倒しつつあり、それに耐えられない人や抵抗しようとする人たちが、多くの場合はやむなく、壁で区切られている空間ではない、別の位相の空間を見出そうと動いている。動き始めている。
(略)
ここで考えられている「他者」も「内面」も、何か捏造されたものではないのか。いくつもの壁で区切られたこの世界自体の人工性を、疑う必要がある。=りんく

こめんと


# もんも 『

>いくつもの壁で区切られたこの世界自体の人工性を、疑う必要がある。


えらそうなことを言うのなら、あなたが先に同じことを実行しなさい。まず、ホームレス解放区という私的なプライベートスペースと、公園という、一般の人たちに解放されている公共スペースの間を分け隔てている”彼らかよわきホームレスを行政の悪辣さから守る唯一無二のとりで”である”壁”をさっさととっぱらいなさい。そして、公園という、あなたの言うところの”野獣が闊歩するジャングル”に、あなたが懸命に守っているホームレスたちをさらして、ごっちゃまぜにして完全に同一化させてください。

ホームレス全員が一般人に食い殺されても私は知ったこっちゃありません。あなたの言っていることを敷衍すればそうなります。イスラエルパレスチナの壁をとっぱらうことは、パレスチナの子供たちがイスラエルに食い殺される(あるいは逆になる)ことを意味しますから、あなたの言っていることをホームレス村で実行しているにすぎないことになりますわけです。国家同士で壁なくせ!だけど、自分の権益地区では壁つくれ!の二枚舌では誰もついてきやしません。

国家国民にとっての”いくつもの壁”も、あなたがにとっての長居公園の敷地の境とまったく同じいみをもつのですよ。すくなくともホームレスの人たちが思う、自分を、このコンクリートジャングル(古い!つか、サヨクってこの言葉すきそうだねぇ)の暴力からまもってくれるものっていったら、あなたたちのような運動家とのネットワークとかロジスティックスであり、そしてもうひとつは、さらに上の権力から物理的に区分けをみとめられて、向こうとこっちの相互で、侵入者を暴力的に排除することもみとめられている壁、すなわち”国境”しかないわけですよ。

人の敷地と自分の敷地、人の国と自分の国、ホームレス地区と公共地区、言葉は違えどみんな同じ性質をもってますよ。暴力的に侵入者を排除することをおカミからみとめられた地域の外縁で、これによって最も守られているのは、あなた方の大好きな弱者です。それなのに、この壁を否定するのだから、ちゃんちゃらおかしいじゃないですか。もしかして壁をとっぱらって中の弱者をとって食おうとしてません?あなたは三匹の子豚の狼ですか?

とにかく、人の国をとやかく言うのなら、公共スペースに許されたホームレス村”という”いくつもの壁で区切られたこの世界自体の人工性”を、まずあなたが疑ってみてくださいな。すべてはそれからです。』 (2007/02/19 03:39)


# もんも 『

隣同士で仲良く!なんていうのも欺瞞です、隣同士で仲がよかったら、国境を取っ払い、とっくにひとつにくっついて同じ国になっていたでしょう。国ってのは大きいほうが生存に有利ですからわざわざ分かれている理由はないでしょう。そうならずに分けてあるというのは、いっしょになれない理由が昔からあるってことです。』 (2007/02/19 04:03)


# もんも 『
>人工的なものが、そうでないものを圧倒しつつあり・・

ほらほらすぐそういう風にルソーみたいに考える!人を、自然や無秩序の暴威からまもってくれるのは,たいていは人が過去から連綿と築いてきた人工的なものですよ。自然より人工のほうが人にやさしいんですよ。

人工的なものが、そうでないもの(自然なもの)を圧倒しつつあるからこそ、今まで生存に耐えられなかった弱き人が、人工物の中に移動し、一息ついて生きられるようになるんですよ。

しかし、距離と関わりだの、得体の知れないものだの、偽の心情だの、あいまいな言葉ばかり飾り立てて、中身は全然ないですね。

もし、こういう言葉が使える自分はあたまいいんだ・・なんて思ってるのだとしたら、今すぐそのかんがえをやめ、シンプルで意味ある言葉以外をつかうのをやめなさい。そうしないと一生夢見て呆けてるままですよ。こういう心理ってのは、普通なら、18にでもなると恥ずかしくて自然に卒業するもんなんですが・・・』 (2007/02/19 15:57)