男嫌い 男系尊重論に警鐘(社会学的に反論かな〜?


さて、高崎経済大助教授の八木秀次君らが男系尊重している理由に、男系でなければ血を継承できない。
千年もの間、男系であるためにY染色体を純粋に受け継いできたのに、今回の女系容認では、それを断ち切る事になる・・・だそうです。

まず、社会学的に反論しまーす。=link

comment

Commented by まりんば at 2007-01-15 16:38 x

オトコは、自分の血がはいっているかどうかわからない子供に対しては、扶養に真剣になりません。女性は、乳飲み子を腕に抱えながら高給取りの労働をすることは物理的にできません。あかちゃんは自分の食い扶持を稼ぐ労働はおろか、自分で自分の世話すらできません。ということは、乳飲み子を抱えた母とその子は、生存していくうえで、オトコの助けが必ず要ります。その肝心のオトコが、扶養に真摯にならなかったらどうなるか?母子は野垂れ死にします。オトコは、自分のコドモでない確率が高い子を産むそうない女(あばずれ)を嫁にすることをなるべく忌避します。オトコが女性に貞淑さをもとめるのはそういうことです。

どうしてそうなのか?これは必然で、どうこうできるもんではない。自分の遺伝子を残すことに熱心でなく、何の血筋もつながっていないコドモを扶養したがるような遺伝子は断絶されて、今に残っていません。ライオンもそうです。

Commented by marinnba at 2007-01-15 16:48 x

自分の子供でない子を嬉々として扶養しているような遺伝子を持つオトコ(=多数のオトコと交わりを持つ淫乱女が好みのタイプのオトコ)は、扶養している子供が赤の他人のコドモである確率が高く、自分の遺伝子を受け継いでいる可能性が低い。ということは、自分の遺伝子を次世代に残せる憂い確率も低いわけで、、当然、その染色体の上にのっかっている、淫乱好みという資質(遺伝情報)も後世には継承されず、時がたつにつれて、世の中の男たちは純潔好みが大多数になります。

Commented by 訂正 追加 at 2007-01-15 16:55 x

オトコは、自分のコドモでない確率が高い子を産むそうない女(あばずれ)を嫁にすることをなるべく忌避します。女性側も、自分と我が子を扶養してもらいたいがために、私がこれから産む子は、絶対にあなたの子よ!(だからあたしを養ってね!)という風に、自分がいかにも貞淑であることをアピールします。オトコが女性に貞淑さをもとめ、女もその意図をくみとって貞淑そうにふるまうのはそういうことです。

Commented by まりんば at 2007-01-15 17:03 x

誰が好き好んで、自分の血を受け継いでなさそうなコドモ(と生んだ親)を血反吐はいて養うもんですか!!!古の時代にDNA検査なんぞ便利なものはありません。だとしてら妻の貞淑さを唯一のよりどころとするしかないのです、
あくまでこっちが目的で、観衆や教育はその付随物にすぎません。そこから逆算して、女性の、家でのしつけとか血筋などが重要視されていくのです。

おまえの思想はけしからん!と批判するひともあるでしょうが、これは、システム的なもので、私の意思とは関係なく、道徳だの思想だので左右できるものではありません。私だって、この現状は好ましいものかどうかと聞かれれば、賛成はできないでしょう。群れをのっとったライオンが、群れのコドモを食い殺さないといけないことを、当のライオンたちは好ましいことなんて全然思ってないでしょう。これと同じことです。

Commented by 補足2 at 2007-01-15 17:06 x

その肝心のオトコが、扶養に真摯にならなかったらどうなるか?母子は野垂れ死にします。

=ということは、こういった女性(自分の生んだ子が、自分が扶養してもらいたいオトコの血筋をひいていることの証明が下手な女)の遺伝子もまた、後世に残らないことになります。

Commented by 補足3 at 2007-01-15 17:09 x

オトコは、自分の血がはいっているかどうかわからない子供に対しては、扶養に真剣になりません。

なぜ真剣にならないのかというと、こういう資質自体が遺伝するもので、ということは、そういう遺伝子(=自分の遺伝子を残すことに積極的な遺伝子)しか次世代に残らないからです。

Commented by raityou_2004 at 2007-01-15 22:20

まりんばさん、

う〜ん。確かに父系社会の考察としては至極正しいと思うけど、現代日本にマッチするか?と思うんだよね。

例えばモンゴルあたりの遊牧民族だと、少数民族&特に財産も無いから、女子でも有能ならどんどん役につけたらしいよ。貞操を守って女性=「歩くマンコ」みたいなのって無かったみたいだよ。

それから、今でもパラオや南太平洋の島嶼では、母系社会でさ、たとえばマリンバさんの妹さんが産んだ息子が、マリンバさんの跡継ぎなんだよ。これだと、妹さんが仮にアバズレでも、妹さんとマリンバさんは血が繋がってるから、全然おっけーなわけ。(そして、マリンバさんも他の女の子に責任とらなく良い。だってその女の子の男の親戚が子供養うんだもの・・・)

Commented by raityou_2004 at 2007-01-15 22:20

うんでもってさ、な〜ぜ父系なのか?ってことよ。
母系は血の継承は確実だけど、財産が沢山あった場合は跡継ぎ問題は非常に複雑化するわけ。
モンゴルの場合は財産よりも、他の地域とうまくやれる能力が生きる術だったわけ。

要するにさ。戦争が起きても平和になっても、死力を尽くして自分のテリトリーを男どもが守るシステムなんだよ、父系社会って。

日本だって、家制度導入したのも、男を働かせて国力増強のためなんだよん?
結果、過労死する程、男って働いてるじゃん。

それを当の男がロマンチックに語るのってどぉ〜も、、、、、
騙されてんなぁ・・・・と思ってしまうのだけどね。

Commented by raityou_2004 at 2007-01-15 22:22

あっ・・・・と。ライオンって、メスが狩をするんじゃないっけ?(どうぶつ奇想天外でやってたよ)

Commented by まりんば at 2007-01-15 23:46 x

母系社会が少ないのはなぜかというと、母系だと、とりあえずコドモをうめばいいのだから、父親が誰かわからないような乱交的な女性でも、家督を継ぐことに何の問題もなくなってしまうということがあるからでしょう。
どうしていけないの?と思うかも知れませんが聞いてください。
前述したように、オトコは、自分の血が入っていない子を養いたがりません。そして、家督を継ぐ女性は、コドモが育つまで、自分で自分の食い扶持を稼げません。生物学的に出産適齢期は必ず若い時期で(ジャガー横田以外の普通の体力の人なら30半ばまで)、これは、職能が熟練に達するはるか前なので、出産するまでに蓄えを残すこともできません。ということは誰かほかの人に、余計に食い扶持をかせいでもらって、それで食いつなぐしかない。別にその余裕を持っているのが自分の夫でなくとも、社会集団(村落、狩猟集団)の中に、あるパーセンテージで非生産者(ごくつぶし=乳飲み子、育児母、老人など)養っていく余裕があれば、彼女たちはおこぼれに預かっていきのびるることが出来て、遺伝子を後世にのこすことができます(つづく)

Commented by まりんば at 2007-01-15 23:54 x


彼女の妊娠に身に覚えのあるオトコたちが扶養集団を形成し、その女性を集団で養うのなら、問題はありません。ですが、集団の数と乳飲み子の血の薄さは反比例するわけで(たとえばがオトコ集団5人なら血がつながっている確率は5分の1)さらに、オトコにとって、身に覚えがある女性(=えっちをしてしまったことのある女性)はおそらくその人だけではないでしょうから、そういった乳飲み子がほかにもいるはずです。男女の比率は一定で、一人のオトコがえっちをするのにかならず一人の女が必要とされるのですから、一人の男が身に覚えある乳飲み子の数は、オトコ扶養集団の構成人数の平均と同じになると予想されます。(つづく)

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:15 x

どんな仕事ができる女性でも、仕事と同時に育児をこなすことはできない
=ということは、女性にとって、当人が有能無能か(稼げるか稼げないか)ということにかかわりなく、”オトコが、ちゃんと自分たちに食い扶持をもってきてくれるかどうか”ということがより重要になる。
=オトコは、そのコドモが自分の血を引いているようであれば助け、そうでなければ助けない。 


Commented by まりんば at 2007-01-16 00:16 x

母系社会だと、とりあえず女児ができればいいのだから、誰のオトコの子であるかはさしたる問題ではない、どこぞの馬の骨ともわからんコドモをはらむヤリマンでもOK。女は、この子は自分の子だというのは100確証がある。これはあたりまえ。

父系だと、しつけ、宗教のしばり、血筋などで、彼女が貞淑にさせたがる。貞淑な女(という自己アピールがうまい女)は嫁の貰い手が殺到し、そうでない女は貰い手がない。当然、貞淑オンナの遺伝j情報は拡大して後世に伝わる。自分が母親になれば自分の娘にさえもそれを強要しようとする)。父系だとこうなる  、父系は、女性に貞淑さを要求することと引き換えに、コドモと妻を真摯に養おうとする。逆にいえば、女にとってみれば、バカだろうとなんだろうと、貞淑でさえいれば自動的に飯と住居が手に入るので楽といえば楽だ。余計な考えをすることなく存分に育児に集中可能、ある意味、究極のセーフティーネットともいえる。

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:16 x

母系はその逆、財産継承者の女性に貞淑さを要求されないかわりに、自分の子ではない確率が高いので、オトコが十分に育児世帯をやしなわない。女たちは自分で全部面倒をみなければならないので子育て期間中は非常に苦労する。(動物だとトラやクマがこのタイプ)当然、余剰資本を蓄積する任務のあるオトコは怠け、社会は進歩しない(つづく)

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:23 x

貧しい社会は、オトコが楽してるようにみえる。女性や社会的弱者は豊かな社会の方がいきいきしている。あたりまえといえばあたりまえで、オトコががむしゃらに牽引してくれたおこぼれで弱者にすみよい世界になる。病原菌や過酷な労働から開放されて喜ぶのは弱者、逆に、社会を進歩させることのできるオトコは停滞社会のオトコよりは余計にがんばらなくてはならないので、停滞社会のオトコよりはしんどい人生だ。
オトコが社会進歩のけん引役なのは、授乳などの育児から開放されているから。開放されているがゆえに、そのぶんほかのことをがんばる義務がある。パワステや電気洗濯機を開発したり、医学で病原菌を撲滅したり・・

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:24 x

パワステや電気洗濯機を開発したり、医学で病原菌を撲滅したりして、弱者(非生産者)の負担をかるくしてあげるなど・・

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:27 x

当然、”おんなこどもと年寄りを楽にしてあげたい”という感情は、自分の血がつながっている、あるいはじぶんのちがつながっている人を育ててくれているから発生するわけで、そうでなければ、そういった気持ちは湧かないだろう。もちろん、おもわず見せるパンチラがエッチだとか、寝顔がかわいいとか、”思わずまもってあげたくなるシグナル”をだしているかどうかというのも重要だが・・

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:33 x

話が脱線してしまいました。結局、母系社会だと、社会を前進させる原動力である”ああ、かわいい!!この子を守ってあげたい!という心つまり”オトコの扶養本能”がわきあがらず、その母系社会集団の経済が振るわず、人口は増えず、いずれ衰微して隣の民族集団に滅ぼされたりして、母系社会自体が後世に残らなくなってしまう・・というわけです。

Commented by まりんば at 2007-01-16 00:36 x

オトコががむしゃらに引してくれたおこぼれで弱者にすみよい世界になる。
この文の追加ですが、女性の場合は所属している社会が進歩してようが停滞してようが、負担は変わらない。会社や国家におけるノンプロフィット部門(利益を生み出さないが必要な仕事=帳簿計算、雑務、管理部門)みたいなもんです。

Commented by まりんば at 2007-01-16 01:00 x

全然わけわからん文章になってしまい、すいません。
おおざっぱにいうと、
母親仕事(授乳、育児)は仕事の性質上、社会の進歩にあまり関与しない。
父親仕事(生産活動、技術革新)は進歩にモロに直結
また、ありとあらゆる発明グッズや医学の進歩など、
その恩恵は母親仕事の負担をも軽くする。
(病弱な人や筋肉の弱い男性などの弱者をも)

Commented by まりんば at 2007-01-16 01:00 x

パワーステアリングのおかげで今は女性でもドライバーになるのが容易だし、洗濯機や炊飯器のおかげで主婦の仕事は昔よりだいぶ楽になった、だがそれを発明したのは当事者の主婦ではなく男。主婦は育児に忙殺されて工学の勉強なんぞ不可能。だから、主婦としては、自分がそういうものを発明するより”オトコに、そういう商品を発明させるように仕向ける”というのが戦略として必要になる。その気にさせるのが、オンナだったらパンチラしそうなミニスカ履くとか(だって、そんなに見られるのが嫌なら、はなかければいいじゃないのさ)、赤ちゃんだったら、おもわずだきしめたくなるようなかわいい声を出すとかいったテクニックになるわけ



Commented by まりんば at 2007-01-16 01:04 x

また脱線してしまいましたね、すみません


まとめると
母系=とうちゃんがキリギリス、余剰資本蓄積されず=停滞
父系=とうちゃんががんばり、資本が蓄積=段階的に進歩
というわけです


自然環境にめぐまれていて、侵略される危険性の低い地域であれば、停滞が許されるので母系もアリでしょうな。男同士の高いチームワークを求められる仕事(たとえば狩り)がメインの生活集団であれば、オンナを共有したゆるやかな結合=重複した複数の”穴兄弟”的な若者グループによって、それぞれオンナを扶養するというセンもありでしょう。ですが定住農耕集団、進歩せねば隣国にあっというまに滅ぼされる地形にすんでいる、プレッシャーの高い民族でしたら、母系ー停滞は即滅亡をいみするわけです・・

Commented by まりんば at 2007-01-16 01:16 x

ミニスカの話の補足なんですが、女子高生のスカートが急激に短くなった時って、ブルマが廃止された時期に一致するんですよね。これはどういうことかというと、オンナの子というものはなんだかんだいってオトコに養ってもらいたいとあせってるわけです。何らかの形でオトコたちにアピールしなければならない。ブルマはラインが体にそっているので尻の形がモロわかりです。安産型かどうかなんて一発でわかる。体育授業のさいには、男子生徒(や男子教師!でさえも) セックスの相性や、出産に適したかどうかということを、(金網越しにニヤニヤしながら)品定めすることができます。

女のこは本能的に感じ取っているのではないか?ブルマ着用での体育はいわば自分たちの品評会で、その機会がなくなれば嫁の座が遠ざかることを・・・
Commented by まりんば at 2007-01-16 01:25 x
だから、ブルマが廃止されたと同時に、ほかに品評会の会場=を得ないといけない!と思った。そこでミニスカを履き、駅の階段などで何気なくパンチラして、”己のぴちぴちしたお尻のラインをアピールする”と・・

そうしないと男たちは自分を彼女にもしてくれないし、お嫁さんにももらってくれない。嫁にもらってくれというアピールは、あたしは出産は安産ですよ、セックスの際は、あそこのしまりがいいですよ!というアピールとイコールです。だが、不特定多数の見ず知らずの男たちにSEXや性器を見せることは不可能、となると、パンツやブルマをみせて、その外見でそこはかとなく中身を想像させるというのは公衆道徳上、ぎりぎりのラインでしょう。

Commented by まりんば at 2007-01-16 01:28 x

変な話ですみません、怒らないでください。

女子が、見られるのを嫌がってるくせに相変わらずにパンチラを誘発するようなミニスカをはきたがるというのは、こうわけがあるのではないか・・と類推したわけで・・

Commented by marinnba at 2007-01-16 14:36 x

>自然環境にめぐまれていて、侵略される危険性の低い地域であれば、

この言葉を訂正します。”自然環境に恵まれているか、あるいは、侵略されれる・・・・”とします。
両者いいとこどりした土地なんてないですから、たいてい、自然に恵まれていれば、だれだってそこにすみたがりますから人口流入は多く、ほかの民族も食指を伸ばしますから侵略されやすいでしょう。たとえ地形的に侵略の障壁がたかかろうとも(エスキモーだってそうでしょう。いいとこにすめないからこそツンドラや砂漠にすんでいるわけで・・)となると、昔から人口は多かったはず。
Commented by marinnba at 2007-01-16 14:38 x
侵略される危険の少ない地域というのは、たとえ容易に侵略が可能な地形でも、自然が過酷過ぎて人類の生存に適さないので、誰も住みたがらないような場所、だから長年手付かずで放置された場所・・ということになります。

Commented by まりんば at 2007-01-16 14:48 x

だから、そこにすめば(土地があまりにも魅力なさ過ぎて誰も狙わず)侵略される危険性は少なく国防費ゼロでいいが、過酷な土地ゆえに生活は苦しい。
侵略者に痛めつけられるか自然に痛めつけられるかの二者択一ってわけです。

Commented by まりんば at 2007-01-16 15:13 x

ずっと前に言ったことを補足しますと
けっきょく、余剰資本の蓄積=社会の全収入から全支出を引いたもの=非生産者をどれだけ養えるかという割合=社会全体での、女子供を楽にしてあげたいというオトコ(生産専念者)の気持ちの強さ=父性本能
というわけです

オトコとしては余剰をためようとせずケセラセラでいきていってもいいわけで、とくに働き盛りの男子であれば、体力知力はバリバリで、弱者ではありませんから文明の利器や先端医学に頼らずとも原始社会のサバイバルで勝ちのこっていくことは十分できるでしょう(すくなくとも乳飲み子かかえた女性やコドモよりは・・・)。
Commented by まりんば at 2007-01-16 15:13 x
ぶっちゃけ、強いオトコ(働ける男)にとって、社会はおくれていようと進歩してようとどっちでもいいのです。

となると、複雑な便利グッズを生産できるために必要な、サービス残業や難解な数式の暗記、文学部より狭き門である医学部や理工学部受験への努力など、社会を進歩させようとする余計な努力は、当人にとってある意味無駄となります。だからといってメリットをモロに享受できる乳飲み子やその母や障害者や死にかけの老人が医学部や工学部に進学して鎖先端技術を習得しようとはしません、っていうかできません。それらはオトコ、とりわけ優秀な者しかできません。ところが前述したように、優秀なオトコであればあるほどそれらを必要としな意というパラドックスがおこります。それらを解決するために、そういったオトコどもに、自分以外の人を楽にししてあげたい!という利他的な心理を、社会が強制的につけさせる必要があるのです、そのためには社会の規範や巧妙なシステムが必要です、ですが、オトコだって生物ですから、絶対に、それらの規範、システムは、オスの生物学的な遺伝子戦略に逆らうものであってはなりません。
Commented by まりんば at 2007-01-16 15:18 x
というわけで、それが父系社会というわけです。母系だとオトコにそういう心理が沸かないというのは前述しました。

というわけで、社会が近代化してメリットをこうぬるのは強いオトコ以外の弱者、あるいは自分の世代でなくの次の世代の人たち。だから、彼らを扶養してやりたいという利他的な心理をオトコに持たせない社会だと、オトコが自分ひとりが食っていけるだけのぶんしか働かず、非生産者がいきのびられず、老人,子育て中の主婦やあかちゃんがすべて野垂れ死に、社会が継続していかないわけです。
Commented by 美砂吉 at 2007-01-16 23:33 x
 一応ざっと読ませていただきました、私の知っているところだけ補足…らいてふさんもお書きになったとおり、ライオンで狩りをするのは絶対的に♀ですよ。むしろ♂は相伴に預かっているだけです。用心棒だから優遇されているんでしょうね。

 ♂はあのたてがみが重いので、大きな獲物の狩りは出来ません。そしてライオンの♀は2〜4年ごとに子供を殺されますが、子供の死の原因は80%が餓死で、彼女達は子供を失う可哀想な母性を強調されることもあるものの、子供は見捨てる派です。

 また新しい♂の子殺しも、元々居た雄♂が何年か種をつけて、丁度自分の血の入った♀の子供が成人するあたりのことであって(ライオンは♀がテリトリーを持っており、♀の子供はその血縁に残りますが♂の子供は出ていきます)、近親相姦を防ぐ為と思われます。
 ゴリラなど類人猿の♂は自分の子供でなくても育て、義理の子でも交尾を嫌がるほど倫理観を持っているのですが、ライオンに自分の子だから交尾はしないようにしようという頭はないからでしょう。

Commented by 美砂吉 at 2007-01-16 23:39 x

 虎ですが、彼らは♂が広大なテリトリーを保持し、その中に複数の♀(つまり妻)の個別テリトリーがあるので、♀の子供も♂の子供と同じように追い出されます(つまり近親相姦が起こらない)。

 動物の♀は子供を殺して他の子の餌にしたり、障害児を育てるのを拒否したりします。猿人のような生活をしていた頃から、人間が障害を持った仲間や子の世話をして長生きさせていた事実から見ると、本能同士として人と動物をごっちゃにするには、動物は余りにも「人間離れ」しています。
 こうした化石から分かる人の人間性を見ると、冷酷さの方が後天的とすら思いますし。

 ともかく虎は、新しい♂がやって来ても、♀は子供を殺されないこともありますし、体はやはり♀は小さいですが♂と戦って死ぬ気で子供を守りますから、母性愛は虎の方が強いです。ライオンに比べると滅多に餓死させませんし。これは♀が絶対的に土地を受け継ぎ、自分の血筋が絶えないライオンと違って、自分で守護する能動性が♀にも必要だからですね。

Commented by 美砂吉 at 2007-01-16 23:41 x

 また、ライオンも虎も♀はその時群れにいたのとは違う♂の子を妊娠することもアリますが、虎は言ったとおり自由度の高い生活ですし、ライオンは母娘姉妹間の絆が強く、テリトリーを受け継ぐのは血縁の♀なので、広大なテリトリーから追い出されず、かくまわれたりします。また、その♂が去れば、また群れに復帰できます。

 アメリカのクロフトキツネを始めとして、キツネは他の♂の子だと知っていても育てますよ。他にもそういう♂のいる種族はいますので、そういう種族は、そういう♂の遺伝子ばかり残ったのでしょうね。

 動物で言えば、育ててくれる♂よりも、より強い♂の遺伝子が欲しいため、♀は上手く浮気して胤だけ貰ってくる手法に長けていると思われます。つまり、♂はライオンのたてがみ(立派な♂はもてる上に強いと思われる)や、クジャクの羽同様、♂が着飾って美しさによって、強さ健康さを表現し競います。養って貰いたいがために、♂を選ぶ♀はいません。ほとんどの♀は一人で子供を育てますから。

 類人猿ならともかく、虎やライオンを人間の本能に置き換えるのはどう考えても無理がありますよ。せめてチンパンジーですね。

Commented by 美砂吉 at 2007-01-16 23:45 x

 チンパンジーは心を持ち完全に男性社会ですが、性に関して言えばフリーセックスで♀は好きな♂の子を産み、強姦はほぼゼロ、正常位でセックスもし、♂は母親姉妹を大事にしますがリーダーは血筋制ではありません。高度な頭を持てば持つだけ、好きな♂の子を産む傾向があります。

 これはまりんばさんのおっしゃった未開の人間「狩りを主体とした♂の集まり=♀を共有する絆」的形態に良く似ているとは思いますが。
 またボノボという種は群れの結束を高めるために異性同性問わず(ゲイ、レズビアンどちらもある)セックスします。

 あと、貞淑さですが、それが重要視され始めたのは20世紀で、それまでは何処でも生き残ることがまず重要であったため(餓死が他人事でなかった、性は豊饒と同一視されていて畑で乱交などもあった、また低所得者層の女性への強姦が頻発しそれが罪にならず堕胎も出来なかったため等)、家族という最小単位の運命共同体の中で一人二人胤が違う子が居ても、壊れることは稀だったですヨ。

Commented by 美砂吉 at 2007-01-16 23:49 x

 イギリスなんかでも社会が平和になると、最近まで上流階級でも不倫が当たり前になったりした時代もありで、性の道徳性は時代時代で変わります。女の性=妊娠が貞淑さが一般常識まで広がったのは、歴史から見たら最近のことです。特に道徳で言われ出したのは、性が個人的な事柄とされてからです。

 父系、父系と言い出したのは、日本が右傾化してるから…というのが時代背景としてあると思います。戦争前は特に強い男性像、支える女性像が必要なので、特に貞淑さとか言われるんですよね。そんなの、もし人間の性や妊娠が本能でまかなわれているというなら、動物界の本能には貞淑なんて一切無いものなのに(苦笑)

Commented by まりんば at 2007-01-17 01:33 x

私の手前勝手な、長い説明に付き合っていただいてありがとうございます。最近ヒマが続いているもんで、返事したいと思います

>ライオンで狩りをするのは絶対的に♀ですよ。むしろ♂は相伴に預かっているだけです。用心棒だから優遇されているんでしょうね。

といっても、群れのボスのオスはほかのオスにたいしての用心棒なわけですから、彼らがヒマそうにしているのは昼間だけで、夜はなわばり周辺を警備のために何度も巡回してるので結構忙しいです。ほかのオスとの遭遇戦もあるわけで、結構忙しい職業かもしれません。(この内容はテレビで見ましたので間違いありません)ライオンの仕事は狩だけではないとうことですかね。

テリトリー自体はメス集団の持ち物で、オスは迎え入れられたゲストで
盗賊とは同業者でもある。ライオンは西部劇の荒野の七人みたいなもんですかね。やってることはやくざのケツもちと大差ない。
中世の騎士や武士なんてのも発祥は同じようなもんらしいですが・・・こう考えると、ホッブスリバイアサンという本ははまさに正しいですね。

Commented by まりんば at 2007-01-17 01:36 x

オスは迎え入れられたゲストで盗賊とは同業者でもある。

訂正します

リーダーのオスは迎え入れられた傭兵で、メス集団の盗賊からの防衛を任務とし、その盗賊は傭兵とは同じ穴の狢で、時にいれかわることもある。

Commented by まりんば at 2007-01-17 01:41 x

映画”荒野の用心棒2”で、盗賊のリーダーが死ぬ間際に、彼と戦った、百姓の見方であるユル=ブリンナーにむかって、不信げな顔をして”信じられん、おまえは俺と同じはずなのに・・・”とつぶやく場面があります。メスライオンやコドモライオンから見たオスライオンも、百姓から見た彼らみたいに見えるんでしょうね。おそらく。

Commented by まりんば at 2007-01-17 01:55 x

それと、ライオンの狩りについてなんですが。
でかい図体はオス同士の戦闘や、ほかの動物がすでにしとめたえさを横取りするには有利でしょうが、狩には適さないでしょうね。しかし狩に適した軽量サイズの体だとほかのオスに駆逐されてしまって用心棒としては不適・・狩猟体型と戦闘体型は両立しえないということで、メスが狩ってオスが縄張り防衛というのは、兵器の発達史にみられるのと同じような”分化”であるとおもいます。

Commented by まりんば at 2007-01-17 02:00 x

たてがみもそうでしょうね。頚椎の防衛になるので対ライオン戦闘では防衛力を発揮できましょうが、食料になる草食動物は、己の頚椎を突破できる口なんぞ持ってませんから狩りの時は無用の長物でしょうね。同種の相手と戦わねばならぬ、戦艦や戦車の持つ装甲と同じようなもんかな。

Commented by まりんば at 2007-01-17 02:11 x

頚椎攻撃ですべての生物を一撃でしとめることが出来なんてこの世にライオンしかいない、当然、彼が、己の頚椎を攻撃される危険性があるのもこの世にただ一種類、自分と同種であるライオンのみである・・・と

戦車は戦車を、戦艦(今ならば攻撃原潜か)は戦艦を、戦闘機は戦闘機を駆逐して戦場の支配権を握るために存在するわけで、雄ライオンはまさに決戦兵器ってわけですな。

メス集団というのは、彼らに防衛される本来の目的で、戦車からみた自分の占領地、戦闘艦からみた護送船団、戦闘機からみた護衛される爆撃機にあたるわけですな

Commented by raityou_2004 at 2007-01-17 22:36

美砂吉さーん、おひさです。
なんか映画のジャンヌダルク(だっけ?)で、処女かどうかのチェックしてんの見て、
うぉぉぉ西洋はやっぱすげー父系社会っていうか処女フェチ?
なんて思ったですよ。

でもアレですね。
日本の家族って、「男は単なる金ヅル」とか、「今日も実家での〜んびり子育て♪」とか、「亭主元気で留守がいい」とか、単なる男ってスポンサーがいる、変形母系社会とも思えなくも無い・・・・

そんな日本の真ん中で、まりんば氏は愛を叫ぶ!
もとい、父系礼賛!!

なんてね。あはは。


日本で父系の実現にはコレしかないぞ!!

Commented by まりんば at 2007-01-18 17:45 x

>父系礼賛!!

礼賛はしてませんよ。必然的に、こういうシステムをとっている社会が現在までいきのこってしまっている。といっているだけです。

たとえば優秀な製品を開発できた企業が生き残っていくのも必然ならば、ハケン労働やリストラ、インチキCMで売上を稼ぐ企業が跋扈するのも必然です。現状はこうなのですから、優秀な商品で勝負したいという理想をうたっている企業も、あるていど人材削減やCMを打ッたリして現実と折り合いとつけなければ、シェア他社に奪われ利益は皆無となり、社員を養うどころか社員を路頭にまよわし、企業は解散、その理想をうたうすることすら出来なくなります。

Commented by まりんば at 2007-01-18 17:47 x

企業の意味は生産活動をして社員をやしなって行くことですから、倒産としてしまったということは、その活動と存在ははまったく意味がないということを意味しています。社会集団もそれと同じです。母系は結構ですが、現実に、環境の過酷さや文明の進歩度がその母系を許さない社会であれば、母系は意味がないということができます。

Commented by 訂正 at 2007-01-18 17:48 x

倒産としてしまったということは

=社会というフィールドの中で、現実的に、そのシステムが維持できない(すなわち倒産)ということは

Commented by marinnba at 2007-01-18 17:53 x

母系を許さない社会

自然環境からいかに食料をゲットしていくかという生物学的な現場や、ほかの社会集団とのパワーゲームにいかに勝利していくかという、社会の現場で、その母系というシステムを維持できないということは、それは机上の空論や理想論と同じで、まったく意味がないということです。

Commented by marinnbaまりんば at 2007-01-18 17:54 x

理想論とは・・

年収400万で、食料を手に入れるために相当の努力をしなくてはならなく、そこまでがんばってもなお、不正や泥棒が跋扈し防犯に神経を使わねばならない現状より、年収百兆円で、楽してても自然と口に食べ物が落ちてきて、生きていくのに何の気苦労も必要のない社会のほうがのぞましいし、どっちのほうがいいかと全員にインタビューすれば、後者のほうがいいと答える人はおそらく全人類の人口とおなじでしょう。政敵を虐殺しまくっているルワンダの指導者だってそう答えると思いますし、彼らだってできるならそうありたいと本心から思っているでしょう。なのに、”全員がこう考えているのに社会が後者のようにならないのはおかしい”前者の方がいいという奇特な奴がいるんじゃないの?、そいつが後者の社会の実現を阻んでいるにちがいない!奴らは、社会が前者のままだったほうが儲かるのだ!なんていってたらバカでしょ?(わかっている人もいると思いますが、これは、共産主義や宗教が敵を造る原理と同じです)

Commented by まりんば at 2007-01-18 18:00 x

そうなるに越したことはないんだが、現状にてらしあわせるとどうしようもない。


ということです。しかし、現在の社会は昔から比べたらだいぶ(昔の人が考えた)理想に近づいています。ですが、昔の人が、今の人ならば眉をひそめるような行動や道徳をもってたとしても、今の人にそれを批判する資格なんてないと思います。おそらくむかしの野蛮な風習を批判している現代人でも、昔の人と同じ環境に瞬間移動したとしたら、当時の人と同じことをしたし、同じようなシステムを構築したとおもいます。

Commented by まりんば at 2007-01-18 18:01 x

男性は若い子ばっかりもてはやす・・という習性にしたってそうです。昔は帝王切開や促進剤などありませんから高齢出産の限度年齢は今よりかなり若かったでしょう。さらに現在よりも高い割合で乳児は死亡してしまうのですから、個体数を維持していくには数を生むしかない。(半分が若死にする環境で夫婦と同数の2人を次世代のこすとなると最低4人、大人となったとしても伴侶をもらえない負け組みになる確率が三分の一だとすると+一人で5人産む必要がある)となるとなるべく若いうちから出産するしかない・・・となるとある程度の少女趣味があるのは仕方がない・・仮に、その時代に、20後半の女じゃないと欲情しないというアンチロリのオトコがいて、彼がそういった女性と結婚したとして、妻が出産限度年齢に達するのはたった数年後。となるとコドモは一人か、あるいは一人も残せない可能性が高い、当然、年増好みの遺伝子もそのコドモの上にのっかっっているだろうから、年増好みは滅びていくと予想されます。苛酷な環境がが年増好きを許さないわけです。

Commented by まりんば at 2007-01-18 18:12 x

老け専は生活に余裕のあるもののお遊び、苛酷な環境はオトコを炉利にさせる・・ということです。いっておきかますが、これは炉利礼賛ではありません。

Commented by まりんば at 2007-01-18 18:13 x

昔はかなり若い頃、少なくとも15、6歳で初産にはいらなければまにあわないということです。そうでなければ家族集団、社会集団の人口が維持できなかったのです。それがいい悪いとかいうのではなくそれしか許されなかったということです。

いまも昔も、、仕事がうまくできるようになるには年季がいるので、ある程度の学問習得や職業経験の年数を積まなければ自分以外をまかなえるだけの高給を稼ぐことはできません。初産する小娘になんざ職業スキルも貯金もありません。貯蓄は月々定期的に蓄積されるのですから、どんなに仕事が出来ても年寄にならないとたくさんもてません、それが自分の親であるか、、社会が財産もちの年寄りから強制的に収奪して無産者に配分するシステムを持っていて(相続税累進課税による富みの再配分)それを切り崩しながら、使い果たす前にコドモが独り立ちできるようじゃないと、初産少女は単独では出産コースにはいることはできません。残る唯一の方法は、出産育児をしながら、同時に、働ける人に稼いでもらって、その給料を自分のところに流してもらうことです。

Commented by まりんば at 2007-01-18 18:21 x

再配分にしたって、問題が多い。払うほうが士気阻喪してしまえば原資は減ってしまいもらいがすくなくなる。

前述したように人間というものは自分との血筋の密接さとかける愛情は反比例しますから,自分の財産が見たこともない奴に使われるのを歓迎しません。父母は額に汗して貯蓄に励むのは、我が子につらい目にあわせたくない、これを愛する我が子のに全額つかえる!とおもうからこそであって、どこぞの馬の骨もわからぬ若造に楽させたいためではありません。(たとえ同じ相互扶助システムに加入している同国民とはいえ)

これは、青春期をすごした人間ならば、誰しも身に覚えがあることだとおもいます。