祖国について・補足

だから、本来「ありえない場所」であるはずの「祖国」が、「祖国愛」を経由して、知らない間に現実の国家と結びついていたりすることも起こる。「祖国はいいけど国家は駄目」というふうにすっぱり割り切れないんだな、きっと。

あらためて言うと、ぼくはこの「祖国」にあたるものは、個人を集団的な生に結びつける装置であれば、なんに置き換えてもいいものだと思う。別に、「国」という単位にこだわる必要はない。ぼくが今の日本という国家を「祖国」としてとらえられないのはいいとしても、人間として生きていくために(人間には集団的な生も不可欠だと思うから。いや、少なくとも、それもあったほうがいいから)、そうした装置は無いと困るんじゃないかと思う。でも、そうしたものは必ず危険性をはらむ。多分だからこそ、生きている人間を勇気づけたり、救ったりできるのだが。=りんく

こめんと


# まさな 『祖国とは、そこに住んでも熊に襲われなく、たいした苦労せずに飲む水がゲットでき、作物が出来るほどに土壌が豊穣で、しばらく人間が生存できる地域です。そんなところは自然の中でごく一部の地域しか適用できません。人口して開拓したにしり、自然の状態ですでに恵まれているにしろ・・・』 (2007/02/12 20:35)


# なんまん 『豊穣ゆえに、豊穣でない他の地域の食い詰め者どもから狙われやすく、
彼らと自分たちの間で一線をしき、警察なり兵隊なり国境なりの、
侵入者を排除する概念を持ったとき、それが自動的に祖国と呼ばれます。』 (2007/02/12 20:38)


# まんまんだ 『黒澤映画や北斗の拳や、リバイアサンなどの著作物、
ライオンの群れのドキュメンタリードラマでも見て
感覚をつかんでください。』 (2007/02/12 20:40)


# せんひき 『文明人はこういった感覚が麻痺してますんで
いわないとわかんないんでしょうな。
いま、文明世界でありふれているものは
何でも自然にはじめっからあるわけじゃないんですよ。』 (2007/02/12 20:42)


# ばんあbん 『苦労して構築したにせよ自然とその地に備わってるにしろ
その恵まれた存在の恩恵を受けるものと受けないものと
明確にライン引きすることこそ国家の概念ですよ。
恵まれたものはえんりょせず欲しがってる人に全部わけあたえたら
いいじゃん!なんていう人もいるでしょうが、あげるか?と言って
いやという人なんて皆無でしょうから資源はあっというまに底をつくでしょう。

そんなバカ思想を持つ民族はとうに死に絶えてますので現存していません。』 (2007/02/12 20:45)


# まんさ 『こういうことは、国家や民族集団だけでなく企業についてもいえます。生物学にしろ社会学にしろモデリングは全部同じです。』 (2007/02/12 20:46)